人工知能時代の稼げるブログ記事の書き方完全ガイド【テンプレ付】

人工知能時代の稼げるブログ記事の書き方完全ガイド【テンプレ付】

ブログの収益化を図りたい

記事の検索順位をあげたい

それには「上手な文章」を書けばいい。

残念ながら、それだけでは足りません。

ブログ記事の決定的な特徴は何か。
それは読者が「お!これは面白い!」と感じる「シグナル」を、「ランクブレイン」と呼ばれる人工知能が読み取る点にあります。

読者がGoogleで検索した記事を読むとき、裏で必ずランクブレインが働きます。その結果としてブログの面白さが決まるのです。

そこで本記事では「人工知能の仕組みを理解して、稼げるブログ記事を書くにはどうすれば?」こんな視点で解説していきます。

ブログの記事とは何か?

「です・ます調」や「だ・である調」
「私・ぼく・俺・筆者」などの主語の使い分け。
「起承転結」や「総論・各論・結論」などの記事構成。
これらは記事を書く上で欠かすことができないものです。

ですが、ことブログの記事に関して言えば、これだけでは足りません。

それは、ブログという記事が持つ、特徴を理解することから始まります。

加えて「Googleの検索エンジン」です。
SEO(検索順位を上げる)という視点から、切り離すことができません。

Googleがブログの面白さを決めるまで

雑誌でもなく、新聞記事でもない、ブログの記事を書く。
それは「悩み多き読者」が入力する「検索キーワード」を起点に始まります。

「だからキーワードを含めるのでしょう?」

確かに昔はそれでよかったのです。
「記事の中に5%の割合でキーワードを含める」
「1記事1キーワードで記事を書く」
こんな感じのSEO対策が功を成した時代がありました。

しかし、もはや通用しません。たとえそんなことをしても、無情に順位を下げられます。
人工知能が搭載された検索エンジンは、読者の行動に基づいて記事の優劣を決めるのです。

なぜならGoogleの検索エンジンは、「あなたの記事の面白さ」がわかるのです。

「どういうことでしょうか?」

たとえば、次の8つをみてみます。

  1. 検索窓にキーワードを入力
  2. 検索結果の記事をクリック
  3. 難しすぎるので「戻る」をクリック
  4. 次の記事をクリック
  5. 表示が遅いのでまた戻る
  6. さらに次の記事をクリック
  7. わかりやすかったので中身を読み始める
  8. 最後まで読んで「戻る」をクリック

以後繰り返し

これは何の変哲もない、検索の行動です。

ここで注意を払うべきは、
戻るボタンのクリック」と、
検索結果に戻るまでに要した時間」です。

この2つで次のことがわかります。

短い時間で戻る回数が多い記事は面白くない、
戻ってくるまでの時間が長ければその記事は面白い

理解を深めるために言い換えてみます。

ざっとスクロールして戻った記事は面白くない、
ゆ〜っくりスクロールして最後まで読まれた記事は面白い

さらに深掘りしてみます。

ゆ〜っくりスクロールして、
途中にあるリンクをクリックして、
リンク先の記事もまたゆ〜っくり最後まで読んで、
もとの記事に戻って最後まで読まれた記事は、かなり面白い

このように、
戻るボタンをクリックした回数」と、
戻るまでの滞在時間」を、
記事を読んだ読者の分だけ記録」して、
集計・分析しながら記事の面白さを決めています。

さらにそれを「読者が一回一回入力したキーワード全て」に対して行います。

要点はこうです。

Googleの検索エンジンは、1日に数億回単位で行われる、パソコンやスマホを使った「何気ないクリックや検索結果に戻るまでの時間」を正確に捉えて記事の面白さを決めていく。

「読みやすい」と感じる文字数も、
「難しい」と感じる内容も、
「解りやすい」と感じる閲覧時間も、
記事を読まれる回数が多ければ多いほど「正確」になっていく。

加えてそれが、キーワードによって異なることも、逆に異なるものではないことも、人々が検索すればするほど「自然」にわかっていく。

Googleのスローガン「ユーザー重視」とはよくいったものです。

この「芸術」ともいえるユーザー重視なアルゴリズムを前に、
5%の割合でキーワードを含めること、
1記事1キーワードにすること、
こんなものは何の役にも立ちません。

もうキーワード関係なくね?」とさえも思える話です。
Google恐るべしです。

UXシグナル

  • 次の記事へのクリック
  • 検索結果に戻ること
  • 戻るまでに要した時間

これらを総称して「ユーザーエクスペリエンスシグナル(ユーザー体験信号)」略して「UXシグナル」と呼びます。

UXシグナルは、人工知能時代のブログ記事を語る上で、もはや切り離すことができません。本記事でも随所に登場しますので、ぜひ覚えておいてください。

この辺は「人工知能ランクブレイン」の記事が詳しいので興味のある方はご覧ください。

とはいえ、恐れることはありません。
以上のことを踏まえて断言できることは、Googleの検索エンジンは、人工知能によって、より人間の感覚に近づいたのです。

ブログ記事とはなんなのか?それは、

UXシグナルを発する、パソコンやスマホなどを持つ、生身の人間に向けた記事

ということになるのです。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。
では具体的にどのようにして記事を書けばいいのでしょうか?

ブログ記事の書き方

20歳の自分に受けさせたい文章講義」という本の中で、著者古賀史健氏は、こう述べています。

ぼくはいかなる種類の文章にも「正解」が存在するとは思わない。むしろ「正解なんか、あってたまるか!!」と大声で叫んでやりたいくらいである。
しかし同時に、あからさまな「不正解」は存在すると思っている。

おっしゃる通り。なのですが、

文章に正解はない」これはわかります。
問題は「不正解」の部分です。

同氏はここから「文章の視覚的リズムとは何か?」の流れで筆を進めるのですが、本記事では違います。

そもそも、ブログ記事においての「不正解」とは何でしょうか?

深堀りしていきます。

ベストプラクティス

優れたブログ記事とは「まるで吸い込まれるように」読まれる記事のこと。

事実、このような記事が自在に書けるようになれば、

  • ランサーズ」で副業しながら稼ぐことも
  • 本業アフィリエイターとしてブログを収益化することも
  • ウェブライターとして転職することも

十分にできるはず。

そこで、「吸い込まれるようなブログ記事」について、それがどんなものなのかを「UXシグナル」を使って考えてみます。

先ほど解説した読者の行動を、少し掘り下げてみてみます。

  1. キーワードを入力して検索
  2. 検索結果をみる
  3. タイトルをクリックする
  4. ページの最初をみる
  5. ざっと全体をみる
  6. 記事を読み始める
  7. 途中のリンクをクリックする
  8. 戻って記事を読み続ける
  9. 記事の最後に到達する
  10. 記事の最後のリンクをクリックする

この行動には「UXシグナルが発生する場所が4つ」あります。
それが次です。

UXシグナルの発生場所

  • 検索画面
  • 記事の導入文(リード文)
  • 記事の本文
  • 記事の終結文(まとめ)

理解を深めるために、さらに掘り下げてみます。

  • 検索画面では、読者が「タイトル」と「メタディスクリプション」をみて、面白そうだと感じればその記事をクリックする。
  • 記事の導入文(リード文)では、読者は最初の数行をまず読み、その記事全体の内容が面白そうだと感じれば、スクロールして時間をかけて読み始める。
  • 記事の本文では、それぞれの文章に書かれていることが有益であると感じれば、そこにあるリンクをクリックする。
  • 記事の終結文(まとめ)では、記事を最後まで通して読んだ結果、もっと読みたいと判断されれば、次の記事のリンクをクリックする。

どうでしょうか。
この「各々の場所で読者がその先を読むかどうかを判断する」ことがわかるでしょうか。

このように考えれば、「吸い込まれるような記事」とは、「4つの場所でそれぞれ発生するUXシグナルが、スムーズに連鎖するような記事」ということが言えます。

そこで先ほどの結論です。

ブログの記事においての「不正解」とは「UXシグナルが発生しない記事」です。

ここを押さえておきます。

記事を書く時のおすすめツール

おすすめライティングツール「マインドノード」

記事を書くとき、いくら頭をこねくり回しても、頭だけじゃあ書けません。
ましてや「吸い込まれるような記事」で稼ぐことなどできません。

記事は「活字」で書くのでなく、色、図形、矢印線、アイコン、画像」などを使って「イメージ」で書くのです。

それにはツールが必要です。

ブログ記事を書くとき、1つは持っておくべきツールが「マインドマップ」系のツールです。基本的には「直感的に素早く作れること」ができれば何でもいいです。

でもおすすめは「MindNode(マインドノード)」です。

文章全てをこのツールを使って書くわけではありません。記事の設計図、つまりテンプレートを作るために使います。

実際、文章を小さな部品(ノード)に分け、ラベルのように扱うことで驚くほど書きやすくなります。さらに「ブログサイト全体の設計図」を作る際にも重宝します。詳しくは「サイト構成の最適化【サイトをゼロから作りながら徹底解説】」の記事をご覧ください。

とにもかくにも「文章はイメージで書く」これが大事です。
ATOK Passport」や「Atom」などの文章編集ツールを使うのは設計図ができた後です。

マインドノードは、2020年1月あたりからサブスク型に変わりました。ですが記事のテンプレートを作るだけが目的であれば、サブスクする必要はありません。

無料の機能だけで十分です。

ちなみにサブスクにすると月々2.5ドル(300円弱)程度です。

年間サブスク19.99ドル(約2200円)にすれば、買い切り40ドル(約4400円)の半額です。
※日本円は相場によって変わります。

1年程度で新しいバージョンが出ますので、2年くらいの期間でみればサブスクの方が安いです。
- MindNodeのダウンロード
- MindNodeの公式サイト

記事はどこから書くべきか

記事を書くときいつも頭を悩ますことが、記事を書く順番です。

それは書き手によっても異なりますが、本記事では次の順序で解説します。

読者を定義する

冒頭で次のように述べました。

雑誌でもなく、新聞記事でもない、ブログの記事を書く。
それは「悩み多き読者」が入力する「検索キーワード」を起点に始まります。

キーワードを選定する

ブログ記事を書く上で、あなたが「最初に行うことは、キーワードを選定すること」です。

なぜなら、そのキーワードに裏側に読者の悩みが隠れているからです。

そのためまずは「キーワードプランナー」や「Googleトレンド」を使って、読者が検索した実際のキーワードを選定します。

テンプレート作成ステップ1「キーワードを選定する」
テンプレート作成ステップ1「キーワードを選定する」

ペルソナを定義する

次にその読者とはどんな人物なのかを具体化します。

ここで大切なのは、人数を多くしないこと。つまり、特定の誰かに向けて書くのです。対象とする読者が多いと、悩みや問題をイメージしづらくなってきます。

通常は1人で十分です。多くて3人程度です。

それには次の視点を持つことです。

読者の悩みを理解するには

人物像を定義する
年齢、性別、居住地、職業、役職、年収など
悩み・問題を定義する
「解決したい問題は何なのか?」
「どんな悩みを持ってるか?」
「嫌いなことは何なのか?」
欲望・達成したいことを定義する
「記事を読んだあとの目標は?」
「その後どんな変化を求めているか?」
「記事で学んだことを、いつ、どこで、誰に使うのか?」
「それはいくつあるか?」
プラスアルファを先読みする
「読者が知ると『さらに得する』ことは何か?」
「読んだあとに遭遇する新たな問題とは何か?」
「読者が知らないことは何か?」
「読者が入力したキーワード以外でさらに理解が深まるキーワードとは何か?」

このように、読者の悩みや問題の仮説を立てていき、そうしてできあがった人物像のことを「ペルソナ」と呼びます。

ペルソナをどれだけ具体化できるかで、この先の出来が変わります。それほど重要な部分です。一見難しそうに思いますが、今はそれほどではありません。

  • 「Yahoo知恵袋」や「OKWAVE」などの「Q&Aサイト」をみる。
  • TwitterなどのSNSでの発信内容をみる。
  • Youtubeをみる。
  • 過去のメールやLineのやりとりをみる。

こんなことを行えば、多くのことがわかる時代です。使わない手はありません。

そのとき新たにでてくる関連キーワードがあれば、それも定義します。

テンプレート作成ステップ2「ペルソナを定義する」
テンプレート作成ステップ2「ペルソナを定義する」

記事の構成

記事の面白さ」を人工知能がどのように判定するかは、先に紹介した通りです。

それでは「文章の面白さ」とは何でしょうか。

それは「読者をどうやって解決に導くか」すなわち「記事の構成」で決まります。

  • 事実、たとえペルソナの定義が完全であったとしても、この部分が不完全であれば、あなたの記事は読まれない。
  • 逆に、競合記事が強くとも、その記事の本質を見極めた上で「異なる構成」で読者を解決に導けば、検索上位に切り込むことは十分できる。
  • ランサーズで記事を書く」、「アフィリエイトで収益化」これらに通じること、それは「優れた記事の構成」で全てが決まる。

なぜなら、読者はあなたに「答え」を求めてません。求めているものは「解き方」なのです。

ここからが本記事の核心をなす部分です。

筋書をたてる

記事を書くときは「ここが解れば読者もわかる!」とあなたが自信を持って伝えたいこと、これらの「プロット」から始まります。プロットとは「筋書をたてる」こと。

ここでよく聞く「ブログのネタがない」という声の話をしておきます。

ネタがなくなるそもそもの原因は、「ペルソナの定義ができていない」から。ブログを書いているということは、なにがしら読者に伝えたいことがあるからです。その読者をイメージできていないのです。

このプロットという作業の前にペルソナを定義したのはこのためです。

ペルソナの悩みを解決するための筋書を、どんどんプロットしていきます。このとき、1つ1つの筋書に対して「それに必要なのは?」と自分に問いかけることで、関連する筋書がでてきます。

テンプレート作成ステップ3「伝えたいこと」の筋書をたてる
テンプレート作成ステップ3「伝えたいこと」の筋書をたてる

ライティング法則

次は「伝えたいことを伝わる文章に変換」するステップです。たとえ筋書が完璧だとしても、伝わらなければ意味がありません。
こんなときに使うのが「ライティング法則」です。

世の中には長年培われた「AIDA、ACCA、4C」などの様々なライティング法則があります。これらを使って「伝わる文章」を組み立てます。次の4つは世界で最もよく使われるライティング法則「AIDA」の例です。

  • 興味を持たせる(アテンション:Attention)
  • 必要性を示す(インタレスト:Interest)
  • 信頼させる(デザイアー:Desire)
  • 行動させる(アクション:Action)
AIDAの例
AIDAの例 Copyright © 2020 Apple Inc. All rights reserved.

そもそもライティング法則の目的とは、「読者を喚起させること」に他なりません。どんな法則も本質は同じです。「どの法則を使うべき?」こんなことで悩む必要はありません。

この4つを「喚起させる文章」にするとこうなります。

AIDAによる喚起させる文章
興味を持たせる
“主張”

「〜である」、「〜ではない」

必要性を示す
“主張を支える理由”

「なぜなら〜である」、「なぜなら〜ではない」

信頼させる
“理由を補う事実・根拠・具体例・過去事例・比喩”

「そもそも〜である」、「〜によれば〜である」、「たとえば〜である」、「かつて〜があった」、「まるで〜のようである」

行動させる
“結論”

「よって〜である」、「よって〜ではない」

ブログの記事は、基本的にはこの4つで構成されます。しかし、文章を書いていくうち、うまく当てはまらないことがでてきます。

それが最後の「結論」です。

先ほど示した iMac Pro の AIDA の例、これには「結論」に相当する「Action」の文章がありません。あるのは見事なまでの「購入ボタン」だけ。

そうです。ブログの記事における「結論」とは「クリックを発生させること」これが使命です。

そうとわかれば、もう簡単です。

「主張→理由→事実・根拠」の3つ流れで書いていき、「キメるところで結論」を持ってくる。逆をいえば「結論は省略」することもできるのです。そもそも「主張こそが結論」なのですから。

接続詞

とはいえ、主張から結論までをスムーズに読めない限り、文章そのものが成り立ちません。

そこで大切なのが「接続詞」です。

文を次のどれかの接続詞でつなげてみます。

だから?」、「なぜなら?」、「しかし?」、「つまり?」、「そもそも?」、「とはいえ?」、「たとえば?」、「かつては?」、「まるで?」、「よって?

どれもしっくりこなければ、まず間違いなく、「読者はそこで迷子」になります。「結局なにが言いたいの?」状態です。

1つ1つの文は問題なくとも、つなげた途端に迷子になる。そんな文章は「記事」というより「メモ」に近い。

なにも「すべての文を接続詞でつなぐ」というのではありません。「文章が破綻しないように意識するためのツール」として、接続詞を使うのです。

テンプレート作成ステップ4「主張→理由→事実・根拠」の3つ流れで伝えたいことを組み立てていく。そのとき「接続詞」を使って文章が破綻していないかチェックする
テンプレート作成ステップ4「主張→理由→事実・根拠」の3つ流れで伝えたいことを組み立てていく。そのとき「接続詞」を使って文章が破綻していないかチェックする

反論を入れる

さあ、これでライティング法則に基づく文章の基本がわかりました。ここからは、文章をもっと面白くするための解説です。

法則に従った構成を意識しすぎると、読者からすれば半ば強引に説得された感があり、何か釈然としないのです。文章が勝手に完結してしまい、読者がその「」に入り込めないため、面白みに欠けるのです。

それもそのはず、書き手のあなたはその記事の先が見えていて、結論を急いでしまい、それを読者が読み取ってしまうのです。

そこで効果的な方法が「反論を入れる」ことです。

あなたがどんな主張をしようとも、そのまま受け入れてくれる読者などそうはいません。当然「反論」もでてきます。

ちょっとでもおかしな主張があれば、そこを疑うのが読者の心情。

とはいえ「反論」はでてきて当たり前。

大切なのは「反論」に対するあなたの「再反論」です。これをするだけで読者の疑念は晴れていく。

例文でみてみます。

主張
「1ページ1キーワードの原則」に従うべきではない
反論
一方「各ページはひとつのキーワードに集中して書く」との意見もある
再反論
しかし、読者が感じる「記事の面白さ」を意識しないことの方が問題だ
結論
だからこそ「1ページ1ニーズ」で記事を書くことが大切なのだ。

再反論を加えることによって、主張に「強さ」がでてきます。「再反論」は読者に対する「気遣い」のようでありながら、同時に文章の「強さ」を高めることにもなるのです。

先ほどのAIDAの書き方に、反論を加えてみます。

主張
「1ページ1キーワードの原則」に従うべきではない
理由
読者の行動によって記事の優劣を決める人工知能の前では通用しない
反論
一方「各ページは1にキーワードに集中して書く」との意見もある
再反論
しかし、読者が感じる「記事の面白さ」を意識しないことの方が問題だ
事実1
実際、検索結果は全く内容の異なる記事が複数表示される
事実2
加えて、タイトルにキーワードが含まれていない記事もヒットする
結論
だからこそ「人工知能のしくみ」を知った上で「1ページ1ニーズ」で記事を書くことが大切なのだ

このように反論と再反論を加えることで、議論の「」ができ、読者をそのテーブルに座らせます。

AIDAに反論を入れた例
興味を持たせる
“主張”

「〜である」、「〜ではない」

必要性を示す
“主張を支える理由”

「なぜなら〜である」、「なぜなら〜ではない」

文章を面白くする
“主張・理由に対する反論”

「とはいえ(一方)〜の意見もある」

文章を面白くする
“反論に対する再反論”

「しかし〜である」

信頼させる
“理由を補う事実・根拠・具体例・過去事例・比喩”

「そもそも〜である」、「〜によれば〜である」、「たとえば〜である」、「かつて〜があった」、「まるで〜のようである」

行動させる
“結論”

「よって〜である」、「よって〜ではない」

意見の相違を作って面白くする

反論はなにも読者である必要はありません。「読者の一般論」に対する「あなたの反論」でも機能します。

例えばこうです。

一般論
ブログ記事は「1ページ1キーワードの原則」で書いていく
反論
ところが人工知能が実装された検索エンジンの前では、もはや通用しない
事実
なぜならタイトルにキーワードが含まれていない記事もヒットする
結論
このことは、文章の「意味」を人工知能が理解しているからだ。

先ほどの例は「否定→肯定」でしたが、この例では「肯定→否定」の形で反論しました。

文章に「面白さ」を加えるには、このように「意見の相違」を作ります。

ちょうど「漫才」における「ボケとツッコミ」の関係です。ボケるときと、ツッコむとき、「笑いは両者の意見に違いがあるとき」に生まれます。

「仕込み」が大事

とはいえ、単純に意見の相違を作ればいいのでしょうか。

いや、それだけでは足りません。
ここはもうちょっと「パンチ力」が欲しいところ。

そこで大事なのが「仕込み」を入れること。

一般論
ブログ記事は「1ページ1キーワードの原則」で書いていく
仕込み
「あれもこれも詰め込みたい」
仕込み
「こんな話を入れてあげた方が読者に親切だ」
仕込み
などと考えると、脱線してしまうのです。
反論
ところが人工知能が実装された検索エンジンの前では、もはや通用しない
事実
なぜならタイトルにキーワードが含まれていない記事もヒットする
結論
このことは、文章の「意味」を人工知能が理解しているからだ。

どうでしょうか?

反論の「パンチ力」が増したのがわかるでしょうか?

「仕込み」が効いて、「反論」のパンチ力が増したところに、さらなる「事実や根拠」を加えれば、今度は「結論」のパンチ力が増してきます。

そこに「間髪入れずに決めの内部リンク」を放り込むのです。

そうすれば読者はたちまち「クリック」という名のUXシグナルを発することになるでしょう。

「UXシグナルが発生すれば?」
「もうわかりますね?」

あなたは人工知能を搭載した検索エンジンから「面白記事一本」のスコアを獲得します。

ここまでの解説のまとめです。

文章を面白くする方法とは

  • ペルソナに対して「伝えたいこと」の筋書をたてる
  • ライティング法則を使って「伝えたいこと」を「伝わる文章」に変換する
  • 反論を入れて読者を文章に参加させる
  • 意見の相違を作って文章を面白くする
  • さらに面白くするために文章に「仕込み」を入れる
テンプレート作成ステップ5「主張→理由→事実・根拠」を階層構造のようにしながら構成を作っていく。長い内容の場合は最後にまとめの「結論」を入れる。
テンプレート作成ステップ5「主張→理由→事実・根拠」を階層構造のようにしながら構成を作っていく。長い内容の場合は最後にまとめの「結論」を入れる。

導入文

同義語で「リード文」とも言われるこの文章は、読者が検索結果をクリックしたあとに、一番最初に読まれる文章です。

よく解説される文章構成の型のうち、
「序論・本論・結論」の「序論」の部分。
「起承転結」では「」の部分です。

この最初の領域で、「その先の記事を読んでもらえるか」が決まります。

読者はできるだけ簡単に、かつ素早く答えを求めます。そのため、自分が知りたいと思うことが記事の中にあるかどうかをまず把握しようとします。

ざっと全体を流し読みする行動、あれがそうです。

それには読者に対して、まるで映画やドラマのオープニングのような「情景」を示すことが鉄則です。

導入文の書き方

導入文では、「いかに読者を魅了し、惹きつける文章を書くことができるかどうか」考えるのはその一点です。

これにはいつくかのパターンがあります。そこで読者が検索したときを想定して例文を書いてみます。

入力した検索キーワードは「導入文 書き方」です。

パターン1:心の声からの導入

導入文ってどうやって書くんだろう?

もっと上手く書く方法はないのかな?

こんな疑問に答えます。

数多のブログで見かける最もオーソドックスなパターンです。読者の心の声に訴求し、質問の横にイラスト風に表現されたアバターも表示されていますね。

パターン2:謎解きからの導入

アメリカのSEO業界で、あまり語られることのない「検索順位を上げるための効果的な方法」があります。

それは、導入文を書くとき、明確に決まった文字数の中に書くことです。

ん?、導入文に決まった文字数なんてあるの?

その答えは、Googleの唱える「モバイルファースト」にあります。

いわば「焦らし」パターンです。読者に対して「もう少しで答えがわかるのに」という期待を煽(あお)り、興味を惹きつけるのがポイントです。

パターン3:最初に結論から導入

導入文は、記事の最初に見える領域にキーワードを含めて書く。

表示速度計測ツール「Page Speed Insight」において、「アボーブ・ザ・フォールド」と呼ばれるスコアがあります。

これは、スクロールしないで読むことができる画面の最初の領域を示すものです。

モバイルファースト」を唱えるGoogleは、検索ランクを決める際、ページの表示速度が影響することを公言しました。

実際に計測してみて、最初の画面領域の表示速度が少しでも上がると、「モバイルスコア」が大きく上がります。

つまり、導入文に含まれるキーワードは、そのページにとって重要なものである、と言えるのです。

読めばわかるように、もはやこれだけで読者の疑問と伝えたいことが完結しています。

このパターンは「謎解き」とは逆に、記事の冒頭で極力早く結論を示します。このとき、伝えられた情報に興味を覚えた読者は、詳しい解説を読んでいきます。

この例文に書かれた内容は、実のところ機能します。

このパターンのメリットは、記事の最初に読者にとって必要な情報が表示されていることです。得てしてそれは、検索エンジンに対しても有効です。

テンプレート作成ステップ6「導入文の作り方」:「記事の構成」というテーマでパターン1と3を合わせた例。このように記事をパートとして分けておけば、瞬時に導入文ができる。
テンプレート作成ステップ6「導入文の作り方」:「記事の構成」というテーマでパターン1と3を合わせた例。このように記事をパートとして分けておけば、瞬時に導入文ができる。

目次の書き方

導入文には、もう1つ忘れてはならない要素があります。それが目次です。

目次をつけることで、読者は記事全体を見渡すことができ、「ページ内リンク」によって記事内の移動を助けます。

ただ、目次の果たす役割はこれだけではありません。

それは、ページ内の「URL」を構築する、という役割です。

どういうことでしょうか。
下図をみてください。これは「サーチコンソール」の画面ですが、同じURLにもかかわらず、表示回数が異なるものがあります。

サーチコンソールの画面:同じURLにもかかわらず、表示回数が異なるものがある
サーチコンソールの画面:同じURLにもかかわらず、表示回数が異なるものがある

これからいえることは、Googleの検索エンジンは、キーワードに対する検索結果を「ページ単位」とページの中にある「リンク単位」の両方で見ている、ということです。

ならば簡単な英単語を使ってページ内URLを組み立てます。

「英語わからないです。。」

こんな声も聞こえてきそうですが、なにもゴリゴリの英文章を書けとはいってません。

ブログ記事の書き方」へのページ内リンク

  • https://www.cloudeffects.com/seo/writing-article#for-blog

記事の構成」へのページ内リンク

  • https://www.cloudeffects.com/seo/writing-article#architecture

こんな感じでページのURLと、ページ内リンクが意味的につながるようにするだけです。

URLにもルールがありますので、興味のある方は「SEO対策によく効くフレンドリーなURL」の記事をご覧ください。

URLの設定

SEO対策によく効くフレンドリーなURL

SEOによく効くURL。効果的かつ具体的な文字数、単語数、階層数やキーワードの含め方、Googleが検索結果のURLを変更した理由、URLは間接的にランキングに影響する件などSEOフレンドリーなURLについての網羅的解説。

本文

これまで「テンプレート作成ステップ」と称してマインドノードの画面で解説してきましたが、それもここまでです。

ここからは、先に紹介した「ATOK Passport」や「Atom」などの文章エディタを使って書いていきます。

別にこれらのツールを勧めているいるわけではありません。単に評判が良いだけです。「メモ帳」でも「Word」でも、あなたの好きなツールを使いましょう。

本文を書くときの前提条件

本文を書く上で、必ず守るべき前提条件があります。

それは、あなたが書こうとしている文章の「あなた自身の理解度」です。

例えば書こうとしている文章について、あなたの理解度が60%であれば、文章は60%しか書けない。つまり残りの40%は読者に対して保証できないことを意味します。

「それじゃあ、100%の理解度でないと執筆できないのか?」

「違います。」

問題なのは、記事の網羅性やキーワードを意識しすぎて、
理解していない40%の「答え」を
闇雲に60%の「解き方」に含めること。

数学の公式に例えれば、公式を覚えていることではなく、「なぜその公式のようになるのかを説明できること」理解しているとはそういうことです。

読者は、あなたの記事の「解き方」に注目しています。「答え」ではないのです。

うんうん、そうそう。」と読み進めていく中で、「ああ、その部分が知りたかったのに。。」こんな感じでがっかりさせないようにしましょう。

読者と一緒に旅をする

読者はあなたの記事を読みながら、自身の悩みの答え探す旅をしています。そこであなたは旅のガイドとなって、読者と一緒に「旅路」を進むのです。

旅行するとき、ただ目的地にさえ到着すれば、それだけで「面白い旅」だと言えますか?

会話を交わし、景色を見たり、食事をしたり、辿り着くまでに色んな体験をするからこそ「面白い旅」ですよね。

そして、旅の途中で色んな知識や経験に基づいて、旅路を面白くするのがガイドです。

「あれもこれも詰め込みたい」
「こんな話を入れてあげた方が読者に親切だ」
などと考えると、脱線してしまうのです。

こんな意見もありますが、脱線したって構いません。

そもそも読者は色んな記事を読みながら答えに近づきます。

ガイドの途中にでてくる会話や、あなたが知ってる体験談やエピソード、読者の知りたいことは、そんな細かい部分にあるのです。

Googleの検索エンジンは、人工知能によって、より人間の感覚に近づいた。

こう述べた通りです。「面白いと感じる記事とは何か」そんなことを重視するのがGoogleの人工知能なのです。

終結文

読者が到達する記事の最後の文章、これが終結文です。

「序論・本論・結論」では「結論
「起承転結」では「」の部分です。

導入文が「オープニング」なら、終結文は「エンディング」に相当します。

終結文の書き方

終結文では、「いかに読者に対して印象を残せるか」が問われます。

読者があなたの記事をSNSで共有し、その先の記事を読み続けるにはどんな情景を示せばよいか、考えるのはその点です。

終結文にもパターンがあります。

まずはよくある「まとめ」パターン。例文はこうです。

パターン1:記事のまとめ

最後に、終結文の要点をまとめておきます。

  • 読者のUXシグナルを記事の最後で発生させる役割がある。
  • 読者に次の記事への興味を促し、その記事の導入文として機能させる。
  • 記事の印象を残して、SNSでの共有やブログへの再訪を促す。

ご存知の通り、読者はせっかちです。簡単に答えを知りたい、こう思っています。それには、記事全体を短い箇条書きでまとめた文章を加えます。

また、「動画やインフォグラフィック」などのビジュアルを含めるのもいい手です。なぜなら、読者が「ページを最後までスクロールして、そこに留まった」というUXシグナルが発生するからです。

先ほど「パンチ力」についてこう述べました。

「仕込み」が効いて、「反論」のパンチ力が増したところに、さらなる「事実や根拠」を加えれば、今度は「結論」のパンチ力が増してきます。

そこに「間髪入れずに決めの内部リンク」を放り込むのです。

いま、あなたの記事は「パンチ力」を帯びています。「鉄は熱いうちに打て」です。すぐさま次のアクションを示します。例えばこうです。

パターン2:強力な結論

ここまで読んで頂いたあなたなら、

押さえるべき「文章を書く知識」は身につきました。

あとは、記事を書いていくだけです。

そのとき、このように考えます。

1日1本ではなく、1日2500文字で継続」する。次の記事は「無駄な記事を積み重ねたところで挫折する」というテーマで書いた記事です。ぜひここで知識をつけた、あなただけに読んで欲しい記事です。

< ここに次のアクション >

すでにお気づきの方もいるかもしれません。このパターンは「次の記事への導入文」としても機能します。導入文を解説したところの「パターン2:謎解きからの導入」を応用しています。

実際ここでも「文章を面白くする方法」は通用します。新たな「主張」を含めつつ、「反論」を織り交ぜ「論のギャップ」を作ります。

そして「仕込み」を加えて「次のアクション」を放り込む。

最後に読者への感謝の気持ちと共有のお願いを忘れてはいけません。

パターン3:印象を与えて共有を促す

長文失礼しました。

こんなとこまで読んで頂きありがとうございます。

ぼく自身「ブログの記事は100本からという主張は反対」の立場です。

そもそも「100本の内の何割が読者にとって有益なのか」がピンとこないのです。

Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏も Youtube で次のように公言しています。

内容の薄いたくさんのページがあるなら、少数のページに統合するのをお勧めする

記事を100本書くのは、それだけの努力が必要だから、こんな意見もあります。

でも、読者に努力を促すのなら「ブログは25万文字、原稿用紙で625枚を書いてから」の方がわかりやすいと思いませんか?

この記事が、少しでもあなたのお役に立ち、お楽しみいただけたのであれば、お友達との共有やフォローしてもらえると嬉しいです。

終結文の次にあるべきコンテンツ

1つの記事は終結文によって完了します。ですが、そのあとに表示させるべきコンテンツとは何でしょう?

読者が記事を最後まで読んだとき、その領域は「検索結果の1位に表示された状態」と同じです。

そのため、この領域に表示させるべきコンテンツは、「読者が入力したキーワードに関連するコンテンツ」となります。

タイトルとメタティスクリプション

タイトルとは、HTMLタグの1つである「タイトルタグ」のことを指し、「Googleの検索結果に表示される約32文字の文章」のことです。

そしてメタティスクリプションとは、同じくHTMLタグの1つである「メタタグ」のことを指し、「検索結果ではタイトルの下に表示される約100文字程度の文章」です。

この2つの文章は、いわば映画の予告編に似ています。これまで書いてきた記事を「32文字+100文字」でまとめます。

タイトルとメタティスクリプションの書き方

まずはタイトル文です。

記事の顔ともなるこの文章、うまく決まらないときもありますね。その答えは、これまで書いた記事の中にあるはずです。

お、いいこと書いたなぁ
この言い回しよく使ってるなぁ

こんな文章を探して抜き出します。

その中に「キーワード」を入れ、32文字以内の文章を作って、いくつか候補をあげておきます。

こちらの「【2020年版】SEOのためのタイトルタグとは【サンプル付】」の記事も参考にしてみてください。

タイトルタグとは

【2020年版】SEOのためのタイトルタグとは【サンプル付】

タイトルタグとはページの題名を指定するHTMLタグのこと。Googleが検索エンジンに「AI」を搭載して以来、様々な工夫が必要となってきました。この記事では2020年以降のタイトルタグの付け方についてポイントをまとめながら解説しています。

次はメタディスクリプションです。
タイトルを支えるこの文章は、先に解説した「導入文のパターン」を使って「100文字程度」の文章を作ります。

あとはこの2つを比較して、好みの文章を作るだけです。

記事を見直す

さあ、最後は文章を整える作業です。

ここまできたら、まずは「お風呂に入って一晩寝る」ことをおすすめします。

そして翌日、頭がすっきりした状態で文章を見直します。

このとき「パソコンとスマートフォンのどちらの画面でも見直すこと」を忘れてはいけません。

句読点を見直す

物理的には「半文字」程度の句読点ですが、文章を読みやすくする、という点ではかなり大きな効果が得られます。

まずは最初の例文をみてみましょう。

句読点の例文1
  • あなたは、音読しながら句読点を見直す読者に解説する
  • あなたは音読しながら、句読点を見直す読者に解説する

この2つの文章は句読点の位置が違うだけです。前者で音読しているのは「あなた」なのに対し、後者では「読者」になります。

もしこの文章に句読点もなく「あなたは音読しながら句読点を見直す読者に解説する」となっていれば、ここには2通りの解釈が生まれ、読者は大いに混乱することになります。

さらに、句読点は文章の印象をも左右します。例えばこうです。

句読点の例文2
  • これが、句読点を見直すということです。
  • これが句読点を見直す、ということです。

個人的な好みにもよりますが「句読点は音読して確認する」のがいちばんです。

声にだして読むことで、文章の切れ目に呼吸がはいり、メリハリが生まれます。ここでは「お経」を読むような音読はしないことです。

改行を見直す

ブログ記事を見直す、という点においては、ここが最も修正が多い部分です。

それもそのはず、ブログの記事はパソコンやスマートフォンなど、「画面の異なるデバイスで見直す必要がある」からです。

間違っても「文字がビッシリ詰まった記事の方が専門的に見える」などと思ってはいけません。読者がどっぷり浸かる小説ならまだしも、そんな文章をスマホの画面で見たとき、さすがに嫌気がさします。

「改行」しましょう。

改行することで、文章が読者の眼に映り、伝えたいポイントがわかってもらえます。なにより読者の記事に滞在する時間が増えていく。

ではどのくらいで改行するべきか?

改行するポイント

ツイッターの文字制限「140文字」以内で改行します。

短文にできないかを見直す

「その文章、もっと短くできないか?」
ここではそんな視点をもって文章を見直します。

対象は「3つ以上の句読点がある文章」です。例文で見てみます。

長文の例
  • 日本語は、英語と違って結論が最後にくるため、読者は書き手の言いたいことがわからずまま、長々と文章を読んでいき、最後になって初めて文章を理解するのです。

この文章には句読点が4つあります。これを短文に分けるとこうなります。

短文に切り分けた例
  • 日本語は、英語と違って結論が最後にきます。そのため読者は、書き手の言いたいことが最初はわかりません。長々と文章を読んでいき、最後になって初めて文章を理解するのです。

こちらの方がずっと読みやすくなるはずです。

まとめ

以上で本記事を終わります。

こんな長文の記事を最後まで読んでくださった読者の方に、まずは心より感謝いたします。

「人工知能」という言葉が世に出てきて久しく立ちました。そんな中「機械が文章を書く時代」がやってくるかもしれない。こんなことが囁かれていますが、ことブログの記事においては、決してそうは思いません。

なぜならブログとは「表現」そのものです。

どんな画像を入れるか、それは写真なのかイメージなのか、動画をどこに差し込むか、太文字をどこに入れるかなど、定まったルールの中で書くものではありません。

とはいえ、Googleという企業がブログの記事を格付けする以上、その仕組み程度は理解しておく必要があります。

今回の記事のテーマは読者の発する「UXシグナル」です。そのシグナルを、検索エンジンがどのように処理するか、こんな視点で書いたのが次の記事です。

ここまで読んで頂いたあなたなら、押さえるべき「文章を書く知識」は身につきました。

あとは、記事を書いていくだけです。

とはいえ、「書くことが難しいんだよなぁ」と思う方も多いはず。そこで、ここまで本記事を読んで頂いた、あなただけに教える文章の上達法です。

下記は本記事を書く上で参考にさせてもらった書籍です。まずは本に書いてあることをざっと読んでみます。

そのあとに、「いいこと書いてるなぁ」と思う部分を「本記事で解説したマインドノードのテンプレートに、著者が書いてあるとおりの文章を当てはめてみる」のです。つまり、あなた自身で「本当にそうなっているのか?」を検証するのです。

そうしてできあがったテンプレートは「あなた自身が書きたい文章のテンプレート」になるはずです。あとは文章を「キーワード」に関するあなたの主張に書き換える。

これで文章は「書く」から「解く」に変わるはず。

文章が上達しないもっともな原因は、この検証作業をしていないのです。「書け、書け、書け」と煽られて書くだけでは上達しません。

解くのです。それには文章をイメージとして視る。これしかありません。

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一度ざっと読んだあとに再度読み返してみると、書籍の中で解説されていることが、見事に実践されていることがわかります。「嫌われる勇気」というベストセラーを書いた「古賀史健氏」の文章解説本。深く読めば読むほど味がでてくるのがわかります。見事です。

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